それが声優!について書きます。

声優の浅野真澄さんが原作で漫画家の畑健二郎さんが作画を担当している、同人作品のアニメ化作品です。

著名なお二人が、出版社を介さないで世に出した作品のようですが、作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。

それが声優!感想考察評価
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作品の詳細

それが声優!
出典:http://jin115.com/archives/52076037.html

公式サイト

それが声優!のあらすじ

一ノ瀬双葉は、デビューしたての新人声優。
けれど今のところ、特に際立った個性もなく、残念ながら仕事もほとんどない。
アルバイトで生計を立てながら、試行錯誤の日々を送っていた。
そんなある日、双葉は、TVアニメ『仏戦士ボサツオン』のアフレコスタジオで、
自分と同じ新人声優、萌咲いちごと小花鈴と出会い――。
現役声優である私、浅野真澄が、今までの経験と膨大な取材をもとに、
好きなことを仕事にしようと格闘する女の子たちの日常を、楽しく、生々しく書きました。
声優になりたいあなた、声優・アニメファンのあなた、進路に悩むあなたにこそ見てほしい。
誇張もディフォルメもないリアルな私たちの姿、きっと楽しんでもらえるはずです。
原作者 あさのますみ/浅野真澄

(引用:公式サイト・ストーリーイントロより)

スタッフ詳細

  • 原作:はじめまして。(あさのますみ・畑健二郎)
  • 監督:博史池畠
  • シリーズ構成:横手美智子
  • キャラクターデザイン:佐々木政勝
  • 音楽:橋本由香利
  • 製作会社:GONZO
  • 製作:「イヤホンズ応援団」製作委員会

主要キャラキャスト詳細

  • 一ノ瀬双葉:高橋李依
  • 萌咲いちご:長久友紀
  • 小花鈴:高野麻里佳

それが声優!公式PV

気になったキャラ・セリフ

『新人には現場はどこだってアウェイ』

主人公である一ノ瀬双葉のセリフ。

けっこうこのセリフ、ほとんどの人に共通するセリフじゃないかなぁ。

社会人になって仕事の現場に初めて出る時、やっぱり緊張はんぱない。

自分の事を思い返すと、若い時就職して現場に出た時はそりゃ緊張した。

右も左もわからなくて、とにかく周りの人には挨拶。

でもって仕事のわからない事を聞きまくり。

俺一人が完全アウェイ。

ちょっと自分の20代前半を思い出しちまったw

第1話の感想・考察・評価

この作品自体、アニメ化が発表されるまでは存在自体をまったく知らなかった。

声優の浅野真澄さんと、ハヤテのごとくの畑健二郎さんによる同人作品のアニメ化という事で個人的には注目していた作品。

WEBでも連載されてるようなのでちょっとフライングでどんな話なのか見てみようかと思ったけど、やっぱりアニメスタートまで自重した。

その間wiki読んだんだけど、作品化の経緯がなかなかに興味深い。

作家が自分の身近な事を題材にお話を作るというのはよくある。

声優が作家として声優業界の話を書くというのは、ごく自然な事かとも思うけど、自分の飯の種を取り上げるという事は、あまり突っ込んで書きすぎると周囲に迷惑が出る事例もあるのかなと想像してしまい、いろいろと諸刃の剣なのでは?

と、いらぬ考えを持ってしまうけど、あえてそこにトライしてるという事は、自分の飯の種でもある声優という職業を、描きたいという思いが強かったのかなと推察する。

wikiには作画の畑さんとしては出版社等を通さない作者発の直接のメディア展開を行う実験的な感じが書かれていた。

実は、個人的にも普段仕事をしていて、俺だけじゃないかもしれなけど、間に入る会社が多すぎじゃないかなって思っていたりする。

これってどんなジャンルの仕事にも共通しているように感じていたので、畑さんの実験は多いに興味がある所。

とくに漫画家と出版社っていろいろともめそうだもんなぁ。

これまでも、某週刊漫画の編集部と作家さんとかもめてる案件がネット介して、我々も知るところになってるし。

権利関係っていうかお金が絡むと問題がおきる。

その点、出版社を通さず同人活動として自費出版していくのであれば、権利関係は全部自分達なわけだし、作品を生み出すクリエイター側にとっては、それで世の中に作品が流通できるのであれば、それが一番いいわけだし。

そんな経緯を読んでか俺の中では2015夏アニメの中では注目していた作品。

視聴をしてみると、のっけから野沢雅子さんすかw

いきなり悟空すかwwww

作品の中身自体まったく知らなかったから、これにはびっくり。

ゲストかもしれないけど、第1話にして超大物ゲストww

声優のアフレコって、よくyoutubeとかにアフレコ風景とかって動画が上がってたりするけど、アニメでそれを見れるとは思ってなかった。

しかも、声をあててる映像に色入ってなかったり、声優がもってる台本にすげー書き込みがあったりと、wikiにも声優あるあるネタを扱ってるって書いてあったけど、こういった細かい所も声優業界を知らない我々にとっては初めて知る知識。(知ってた人も大勢いるとは思う)

アニメ好きな人は、俺もそうなんだけど、やっぱり好きな声の声優っている人がほとんどだと思う。

そういう人達がどうやってアニメに声を入れているのか具体的に知れるのは、なんか嬉しいもんだね。

声を入れる部分だけではあるけど、アニメの制作の一部を知れるという事でも個人的にはすげー興味深い。

冒頭のアフレコシーンからオープニングに入るわけだけど、このオープニングも作品の世界観に忠実というか、タイトルが作品タイトルと同じで、3人のメインキャラクターが歌ってる設定なんだろうけど、声優とはなんぞやというのを、歌詞と映像でわからしてくれるだけの完成度じゃないかと思う。

俺はアニメ好きであって声優にそれ程詳しいわけではないけど、なんとなく興味出ちゃう感じ。

劇中でみんながアフレコで声をあててる作品で仏戦士ボサツオンっていうのが出てくるんだけどこれって完全にタイトルロゴはエヴァをぱくっちゃってるけどいいのかね?

まぁいいのかw

一ノ瀬双葉がアフレコに向う時の準備で気になったのは、電子辞書と着ていく服のノイズチェック。

服は音が出るようなものだとだめだわなぁ。

これはわかるんだけど、電子辞書は、台本とかで解らない言葉が出てきた時に使うのか?

視聴していくと、一ノ瀬双葉所有のぬいぐるみコロリちゃんが、解説を入れてくれる場面がある。

一視聴者としては解説までついてくれるのはありがたい。

たぶんこの作品は、表では、一ノ瀬双葉が一流声優を目指して奮闘していく姿を描く作品なんだろうけど、裏テーマとして声優業界の紹介という側面があると思う。

そう考えると、声優の業界の事に関して知識の無い我々向けに解説を入れてくれるのは、声優業界への理解を深める事ができるし、作中にも登場するぬいぐるみ、しかも一ノ瀬双葉がそのぬいぐるみに普段を声を自分で入れている姿も描かれているので、ぬいぐるみがしゃべってもそんなに違和感が無い状況での解説。

物語の進行上、それほど気にならずに済んでいる気がする。

これは視聴者にとっては優しい演出だと感じた。

でもってこの解説がめちゃくちゃ細かいとこまで説明をしてくれる。

アフレコの収録機材の説明まで入っちゃってたからなぁw

やっぱ知らない業界の事を知るのって楽しいかも。

TBSのネプチューンがMCやってるジョブチューンとか見ちゃうから、俺自身がそういう性質なのかもしれないけどw

台本にすげー書き込みあるんだけど、これってそのキャラクターがどんな心情なのかという事を書き込んだりしてるんだね。

我々は作品を見る時に、物語の展開を中心に見ているわけだけど、やっぱり演じる側の役者さんは、作品の世界観だったり、キャラクターについてものすごく深く洞察し理解をしなきゃいけないんだなと感じた。

アニメ制作の一部分を垣間見る事ができたので、個人的に視聴中は有意義な時間だったけど、声優の人達だけではなく、音声のスタッフの方とか、大勢の人が一つのアニメを作るのに関わっていて、俺らはその人達が仕事を頑張った結果アニメを楽しめてるんだなと認識できて良かった。

それが声優!は、主人公の成長録であり、物語としても楽しめそうな事の他にも、声優業界だけではなくアニメ業界の事を知る事ができるので、2話以降も期待大。

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アニメ批評家気取り@ヨーズ

アニメ批評家気取り@ヨーズ

好きなアニメ: ・新世紀GPXサイバーフォーミュラ ・機動戦士ガンダムシリーズ ・ソードアートオンライン 好きな男性キャラ: ブリード加賀 好きな女性キャラ: アスナ 好きなキャラのセリフ: 上手いんでも速いんでもねえヤツは強ぇんだ(byブリード加賀) 【自己紹介】 どうもヨーズと言います。 基本的にはガンダムシリーズやマクロスとか宇宙を舞台にしたSF・ロボ系アニメ等の硬派な感じのアニメが好物ですが、最近は癒しを求めて萌え系アニメをみる事が増えました。 先入観を持たずにフラットにアニメを視聴して思った事を率直に書いていこうと思います。