オーバーロードについて書きます。
丸山くがねさん原作のライトノベルのアニメ化作品です。
所謂オンラインゲームアニメのようですが、作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。
作品の詳細
出典:http://anicutexd.tumblr.com/post/114228765044/tv
オーバーロードのあらすじ
時は2138年。一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム《ユグドラシル》はサービス終了を迎えようとしていた。プレイヤーであるモモンガも仲間と栄華を誇ったギルドで一人静かにその時を待っていた。しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPCたち。ギルドの外には見たこともない異世界が広がっていた。
現実世界ではゲーム好きの孤独で冴えない青年が、骸骨の姿をした最強の大魔法使いとなる!
世界を掌中におさめる死の支配者、ここに光臨!!(引用:公式サイト・ストーリー概要より)
スタッフ詳細
- 原作:丸山くがね
- 監督:伊藤尚往
- シリーズ構成・脚本:菅原雪絵
- キャラクターデザイン:吉松孝博
- 音楽:片山修志
- 製作会社:マッドハウス
- 製作:オーバーロード製作委員会
主要キャラキャスト詳細
- モモンガ:日野聡
- アルベド:原由実
- シャルティア・ブラッドフォールン:上坂すみれ
- アウラ・ベラ・フィオーラ:加藤英美里
- マーレ・ベロ・フィオーレ:内山夕実
- デミウルゴス:加藤将之
- コキュートス:三宅健太
- セバス・チャン:千葉繁
オーバーロード公式PV
気になったキャラ・セリフ
『仮にここが異世界だとして俺は元の世界に戻るべきなんだろうか?友達も家族も無く仕事をして帰って眠るだけの毎日にいったいどんな価値があるのだろう』
主人公であるモモンガのセリフ。
これまた主人公が現実世界でどんな生活を送っていたのかが、この一言でわかってしまう、モモンガの人間性を探る上ですげー重要な一言じゃないでしょうかw
単純に非リア充な人間って事になるのかな。
まぁネトゲに入れ込んでるわけだから外に繰り出したりするようなキャラではないのは確かか?
なんでも会社からゲームまで人材の育成は大事って事ですなw
第1話の感想・考察・評価
ソードアートオンラインやログホライズン(といってもちょっと違うかな?w)のようなVRMMORPGがらみの作品との事で何気に楽しみにしていました。
原作はまったく読んだ事がないので、どんなお話なのか想像もしてなかったけど、キービュアル見るとドクロのキャラが全面に出てたので、ちょっと普通の作品ではないのかなと思っていた。
冒頭のシーンでもそのドクロキャラが、正義の一行っぽい連中を倒しちゃってるシーンだし、オープニング見ると悪そうなキャラ達がイケイケな感じになっててまったくストーリーを把握していない俺としてはかなり頭の中で『?』の数が増えていってた。
見てみてなっとくゲームのアバターかとw
アバターは異形のドクロモンスターだけど、中身はまったくの人間で、プレイヤーで、ゲーマーという事で、見た目と中身に簡単にギャップを生み出せる設定だと感じた。
魅力あるキャラクターって見た目と中身にギャップがあったりするキャラが多かったりする。
もちろんただギャップがあればいいというわけではなく、見た目がしょぼいけどすげー強いみたいなキャラというような意外性が重要なのは間違いないけど、例えば最終形態のフリーザのような見た感じすごくスタイリッシュな感じで、さらっと極悪みたいな、キャラクターの持つ説得力のようなものが多くの人に受け入れられる事こそが、魅力あるギャップって事なんじゃないかと思う。
ことこのオーバーロードのモモンガに関しては、ストーリー上から行えるキャラ設定で簡単に見た目と中身のギャップを出せてしまい、主人公でありながら姿形は異形のモンスターみたいな状況ってなかなか無い。
そこでキャラ性の持つ希少さという面では、興味を持たせてくれるんだけど、設定で簡単にギャップを出せてしまうので、それがキャラ自体の魅力あるギャップかというとそうでもない気がしてしまう。
この作品の設定を知るにキャラクターのギャップに関して新たな発見ができたかも。
.hackシリーズやSAOやログホラといったゲームの世界に入り込んでしまうオンラインゲームアニメ系の作品はこれまであったけども、それら作品の主人公は、アバターはみんな人型。
オーバーロードは見た目が人間ではない時点で、作品の系統のカテゴライズで上記の作品と同じように分類される場合もあるだろうけど、ある意味では斬新な設定ではあると思う。
ゲームと同じ異世界に入り込んでしまったという点は多くの作品と類似点はあったとしても、主人公の姿形で他作品との違いを明確にできていると思うし、やはりここからどうストーリーが展開していくのか気になる。
オンラインゲームアニメってなんだかんだで見る側も入り込みやすいんだよなぁ。
まったく違う異世界のお話というアニメよりも、登場人物が我々視聴者なり読者なりと同じ世界の人間という時点で、キャラクターとの共通項が増える事がその遠因になっているのかも。
それとキャラクター間の視点という観点もある。
やっぱり異世界もののアニメって現実世界とはまったく別世界だから、登場人物はそこの世界の常識なり価値観でなにもかも物事が進んでいくけど、オンラインゲームアニメの場合、ゲーム世界観という異世界に我々と同じ常識・価値観を持つキャラクターが入る事で、異世界を観察する視点を共有できる。
そこも物語に入り込みやすい一因ではないかなと。
オーバーロードもこれにもれず、主人公が我々と同じ常識と価値観を持っているから、個人的にやっぱり物語に変な違和感を感じずに済みそう。
アニメのストーリーや設定の矛盾や変な点に対して、『だってゲームの世界だから』って事で何も考えずに納得できちゃうんだよなぁw
とまあ1話を見ただけでけっこういろんな事を気づかしてくれたわけだけど、物語の設定とかにつっこみを入れるような作品ではないって事で気軽に楽しめちゃうんじゃないかなぁ。
俺の評価としては、1話はゲームに近い世界に入り込んじゃっただけの話で、本当にこの作品で物語が展開していくのは次の話以降だから、ここまでは設定の説明的なものだから、次の話からどんな内容なのか確認できると思うので、とりあえず2話は絶対に見るって感じかなw
てか感想書きながらwiki見てみたけど、キャラデザが吉松孝博さんの時点で俺的には視聴決定ww

アニメ批評家気取り@ヨーズ

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