グリザイアの楽園について書きます。
萌えゲーアワード2011大賞部門金賞受賞作品であるグリザイアの果実の続編に当たる作品のアニメ化作品です。
作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。
作品の詳細
出典:http://anicutexd.tumblr.com/image/116462655119
グリザイアの楽園のあらすじ
美浜学園の5人の少女たちの心を救った風見雄二。
しかし、彼自身の心の闇は、いまだに晴れぬまま重く立ち込めていた。
雄二は自らの生い立ちを振り返る。
自らを育み、形作っているものが何なのか。
そして、それらとの邂逅の中で何を得、何を失ったのか。
忌まわしくも、かけがえない時間をたどる旅路の果てに、雄二は自ら心の奥底にしまいこんだ闇の正体と対峙する。
(引用:公式サイト・INTRODUCTIONより)
スタッフ詳細
- 原作:フロントウイング
- 監督:天衝
- シリーズ構成:倉田英之
- 脚本:倉田英之、高橋龍也
- キャラクターデザイン:渡辺明夫
- 音楽:Elements Garden
- 製作会社:エイトビット
- 製作:Project GRISAIA
主要キャラキャスト詳細
- 風見雄二:櫻井孝宏
- 榊由美子:田中涼子
- 周防天音:田口宏子
- 松嶋みちる:水橋かおり
- 入巣蒔菜:たみやすともえ
- 小嶺幸:清水愛
- 春寺由梨亜:鳴海エリカ
- 風見一姫:友永朱音
- 日下部麻子:瑞沢渓
グリザイアの楽園公式PV
気になったキャラ・セリフ
主人公風見雄二が、訓練で1000m泳がされてる時に、へばっている仲間を鼓舞する為に言い放った『海で巨乳の女が溺れていたらどうする?国の財産を見殺しにしてもいいのか?』というセリフが気になりました。
このアニメ、よく聞くとかなり真理をついたセリフが多く出てくるんですけど、個人的好みは上記のセリフですね。
巨乳の女は国の財産wwwww
かなりユーモアに富んだセリフだと思うなぁ。
第1話の感想・考察・評価
グリザイアの迷宮の感想も書きましたけど、グリザイアの楽園が2話からって事で、視聴しての感想を書いていこうと思います。
冒頭のシーンのセリフから衝撃的ですねw
『あいつ童貞じゃないぞ』ってw
主人公の風見雄二と育ての親的立場の日下部麻子との関係性が描かれています。
この二人の関係性というのはグリザイアの果実でもさらっと語られてきましたが、その詳細がここでわかります。
親であり、戦闘の師匠であり、雄二にとっては初めての女性。
こうした複雑な関係性の設定でありながら、男女関係となるいきさつをきちんと描かれるのがアダルトゲームが原作だけあって個人的な期待に応えてくれていますw
普通のアニメであれば設定だけあっても作中ではそれ程詳細には描かれませんからね。
しかもそれが、雄二の誕生日にプレゼントとして、麻子自身をプレゼントという形。
現実では、自分自身をプレゼントの品として身を捧げてくれる女性ってほぼいませんからねw
こういうのがまかり通ってしまうのがアニメの面白い所だと思います。
といっても事におよんでる最中はさすがに描かれていないのが軽く残念ですw
日下部麻子は、戦闘のスペシャリストで口調も男っぽいキャラですけど、こういう女性が実際にHをするとどういう表情を見せるのか多くの男性視聴者は気になるんじゃないですかねw
これゲームではHの最中も当然描かれてるんですかね?
だとするとゲームも押さえないといけないかぁ。
と、ゲスい感情を抱いてしまいました。
と見ていると、なんとこの場面で登場をしていた春寺由梨亜ことJBが処女だという事で、酒で酔わされて雄二が初めての相手を勤める事になるというギャグ的展開がありましたw
ここはちょっとだけベッドシーンも描かれていて、アダルトゲーム原作という事でアニメの表現の限界にトライしてくれたのかもしれませんね。
麻子で期待を裏切っておいて、JBのベッドシーンっていうオチのつけかたは、下げておいて上げてくれるという視聴者の感情を揺さぶるのに効果的だと感じました。
場面が変わって雄二が市ヶ谷の仕事の資格を得るかどうかという時に、自分の生き方を自分で選択をするという場面が出てきます。
冒頭ではエロいやり取りが続いていた中、場面が切り替わるとこういったシリアスなシーンも出てくる。
エロ⇒シリアス
アダルトゲームが原作だとこの流れの展開も、同じ流れの展開であっても通常のアニメよりも振れ幅が大きくてついていくのに若干頭の整理がいりますね。
物語にすんなりと入り込むにはこの振れ幅が小さい方が感情移入しやすいかもしれません。
JBが、特殊工作員の仕事につくという雄二をよく考えさせる為に部屋から連れ出そうとした時、それまで言い合いをしていた麻子がどこに連れていくのか聞いただけで、『うるさい』と拳銃を天井に向かって発砲するシーン。
外国人が言う『シャラップ!』を連想しました。
ちょっと調べてみた所、shut upって黙れって意味ではあまり使わないんだそうです。
特殊工作員として第1歩を踏み出す為に雄二はアメリカの海兵隊の学校に入る事になり、他の生徒と訓練をするシーンでは、BGMが曲名はわかりませんが、聞いた事のある軍隊のシーンとかによく使われてそうな感じの曲で、それがちょっとチープな感じがするけど、なんかしっくりくる感じでした。
BGMってアニメやドラマにとっては、作品の完成度を高める為に重要な要素ですが、定番の曲を使う事でカッコいい曲を使うよりも、物語に対しての感情移入をよりうながす効果があると感じました。
確かこの曲セサミストリートのCDかなんかに入ってたんだよなぁw
海兵隊の学校で雄二が出会う男女2人のキャラがいるけど、この二人のアメリカ人はそれぞれ、雄二を小さいからショーティ、風見のKZの部分と雄二という発音からジーニーと、仲を深める前に勝手にあだ名をつけています。
これだけ見ちゃうとアメリカ人、フランク過ぎだろとw
日本人よりも欧米人の方が、対人関係を円滑にするのが上手いと言われていますが、ここまでおおげさにしちゃうと完全にギャグですw
ほんの些細な事を大げさにする事でちょっとした笑い所にできちゃうのがアニメのいい所なのかな。
その女性キャラに勝負しろと言われてちゅうちょなく顔面を殴る雄二。
男は女を大事にするものという価値観を、多くの男性が持っている価値観だと思います。
雄二の場合は軍隊という命懸けの場所に身を置いているので、そうした行動も躊躇しないんでしょうが、戦場では自分の身を守るのにレディーファーストとかいう価値観は無いと思うので、もしかしたら究極のフェミニズムが戦場にはあるのかもと思ってしまいました。
てか、視聴してみて思ったけど、グリザイアの楽園てグリザイアの果実の続編て聞いてたけど、アニメの楽園が2話からって事だけど、普通に果実の前日譚になってる。
果実のヒロインキャラぜんぜん出てこないしw
これは単純にアニメは迷宮と楽園が合体しているって事か。
何話くらいでヒロインキャラ出てくるのかな?
1話よりも2話の方が、シリアスな部分がヘビーではなく、ユーモアに溢れているのでこちらの方が気軽に視聴できるというのが、僕の評価と感想です。

アニメ批評家気取り@ヨーズ

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