パンチラインについて書きます。
フジテレビのアニメ放送ノイタミナ枠の2015年春の作品です。
作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。
作品の詳細
出典:http://nekonotemo.net/36044
スタッフ詳細
- 原作:MAGES.、フジテレビ
- 監督:上村泰
- 脚本:打越鋼太郎
- キャラクターデザイン:岩崎将大
- 音楽:小室哲哉
- 製作会社:MAPPA
- 製作:パンチライン製作委員会
主要キャラキャスト詳細
- 伊里達遊太:井上麻里奈
- 成木野みかたん:雨宮天
- 曳尾谷愛:寿美菜子
- 台初明香:釘宮理恵
- 秩父ラブラ:戸松遥
- チラ之助:吉田有里
パンチライン公式PV
気になったキャラ・セリフ
第1話を視聴して気になったセリフは、チラ之助が主人公の伊里達遊太に対して言った『霊的な存在は時間に関する物理法則が適用されない』です。
学生時代物理の授業はまったく興味が沸かなかったので、ほぼ授業を聞き逃していましたが、このセリフが物理学的に真実かどうかは別として、単純に「あっそうなんだ」と納得してしまいました。
そういえばニュートンとか相対性理論とか、時間を扱ったものだったかもなぁと、時間という概念も物理学の範疇だったなと。
高校2年の時に物理の授業をもっと聞いておけばよかったかなと大人になってから思う典型です。
第1話の感想・考察・評価
作品タイトル通り、ちょいちょい女性キャラのパンチラが出てきますねぇ。
キャラクターデザインや背景のデザイン、オープニング映像と、作品が全体的にポップな感じの印象を受けます。
主人公の伊里達遊太の声が聞いた事がない声だったので、作品を見た後で公式サイトをチェックしてみると、グレンラガンのヨーコやみなみけの南夏奈を演じている井上麻里奈さんが声をあてていると知って、かなり意外でした。
女性の声のイメージしかなかったので、少年役もけっこうさまになっているというか、サイトを確認するまでわかりませんでした。
井上麻里奈さんの声ってけっこう特徴があるので、聞いたらすぐわかるんですが、少年役もはまるのはさすがですね。
劇中にニコニコ生放送の画面が出てくるので、ドワンゴとノイタミナのコラボという事なんでしょうかね。
ニコニコ自体がアニメ系コンテンツを利用するユーザー層に支えられており、優良な作品を世に出しているノイタミナとのコラボは視聴者にとっても作品としてのクオリティーをあげる一つの要素ではないかと考えます。
さらに、チラ之助が遊太にニコ生を見せたPCがVAIOでした。
元VAIOユーザーとしては懐かしさを覚えてしまいました。
なぜか遊太が何者かに肉体を奪われて、幽体離脱をしている状態が続いているんですが、その肉体を取り戻す為の秘儀がインドの聖典に書いてあるとの事だけど、その聖典の名前がナンダーラガンダーラって名前のセンスがまた適当すぎますねw
アイキャッチが色っぽいんですが、作品の全体的なイメージがポップな感じであるのに、ここで色っぽい部分を出してくるのはギャップがあっていいです。
バックの音声も綺麗なお姉さんが『パンチライン』と言ってるんですが、CM前は艶かしい感じだけど、CM後は完全に昇天する時って感じでwかなり印象に残るアイキャッチです。
アニメのアイキャッチってそれ程印象に残らないんですが、お色気でこられると印象に残りやすいのかなw
音楽が小室哲哉さんという事で、使用されているBGMがエレクトロ的な感じで僕の好みです。
1話の終わりの方で成木野みかたんがバイクで颯爽と出ていくシーンの音楽とかすげーいいです。
作品の中身的な話は、作品の設定として、主人公が、パンチラを見ると興奮して超人的力を発揮できるようになり、超人化している時にさらに興奮するとリミッターがふりすぎて意識がぶっ飛び小惑星が落ちてきて人類が滅亡するという設定。
主人公が幽体離脱をしていて、霊的な存在なので時間に関する物理法則が適用されず、過去に行く事もできるらしい。
幽霊にもレベルがあって行動次第でレベルアップするというRPGゲーム的要素がある。
ヒロインが正義のヒーロー。
なかなか興味深い設定が多いですね。
設定だけみると非常にわかりやすくてシンプルなものが多いです。
1話を見て思ったのは設定が細かくて複雑になってしまうと、設定を生かす為に演出の部分でも誰も思いつかないような、作りこまれたものを用意する必要が出てくると思うんですが、この作品はシンプルなので演出も王道というかベタなもので単純に面白くなっている気がします。
成木野みかたんが正義のヒーローストレンジジュースに変身する際に、セーラームーンとかの変身もののアニメによくありがちな変身時の服装が変わっていく演出が写ったと思ったら、ワイプで実際の映像という形で、みかたんが変身のステッキを持ってただ部屋で踊っているだけというのがわかる演出w
そして変身後の服は自動で変身というよりは普通に着替えwww
遊太はパンチラを見てはいけないという状況であるのにもかかわらず、様々な不可抗力でパンチラを見てしまう。
この不可抗力がけっこううけます。
正直かなりベタなんですが、面白さを演出するには奇をてらうのではなく王道的ベタをいった方がが万人受けがいいですからね。
このベタなパンチラが、時間軸の分岐点になっていて、小惑星をふらせて人類を滅亡させてしまったら過去に戻ってやり直しっていう設定を生かすものになっているように思います。
とりあえずベタなユーモアを多いに楽しめて、単純に最終回まで面白そうな作品という印象ですね。

アニメ批評家気取り@ヨーズ

最新記事 by アニメ批評家気取り@ヨーズ (全て見る)
- この素晴らしい世界に祝福を!2感想・考察・評価 - 2017年1月12日
- チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃〜感想・考察・評価 - 2017年1月10日
- 幼女戦記感想・考察・評価 - 2017年1月7日