ミカグラ学園組曲について書きます。
MF文庫Jから刊行されているライトノベルのアニメ化作品です。
作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。
作品の詳細
出典:http://ameblo.jp/daibig7/theme-10041600247.html
ミカグラ学園組曲のあらすじ
志望校が決まらず、怠惰な毎日を送る中学3年生の一宮エルナ。ある日、従兄である二宮シグレから私立ミカグラ学園のパンフレットを渡されたエルナは、そのパンフレットに写っていた女子生徒である御神楽星鎖の姿に目を奪われる。彼女に運命めいたものを感じ、ミカグラ学園への進学を決意するエルナ。しかし、文化系の部活しか存在しないという珍しい学園であるミカグラ学園にやってきたエルナが見たものは、必殺技を駆使して戦いを繰り広げる生徒たちの姿だった。
不思議に無敵!決して色褪せることのない物語が今、幕を開ける!
(引用:公式サイト・Storyより)
スタッフ詳細
- 原作:Last Note.
- 監督:岩崎太郎
- シリーズ構成:横谷昌宏
- キャラクターデザイン:天﨑まなむ
- 音楽:藤澤慶昌
- 製作会社:動画工房
- 製作:ミカグラ学園組曲製作委員会
主要キャラキャスト詳細
- 一宮エルナ:木村珠莉
- 御神楽星鎖:大西沙織
- 藤白おとね:小澤亜李
- 八坂ひみ:諏訪彩花
- 二宮シグレ:島﨑信長
- 赤間遊兎:花江夏樹
- 九頭竜京摩:細谷佳正
- 湊川貞松:古川慎
- 射水アスヒ:加隈亜衣
- ビミィ:松岡禎丞
ミカグラ学園組曲公式PV
気になったキャラ・セリフ
主人公一宮エルナが、どこの高校にするのかとクラスメイトに問われている場面で言い放った『可愛くない制服を着るくらいならニートになるよ』です。
一宮エルナというキャラクターは百合嗜好を持っているようで、自分が可愛い制服を着たいという思いよりも、可愛い制服を着てる女の子を見たいという思いからこのセリフを発したと受け取りました。
筋金入りの百合好きのようで、女性キャラとどんな絡みをしていくのか作品を楽しむ上で注目の要素じゃないかと。
第1話の感想・考察・評価
原作は、原作者がニコ動に投稿した楽曲から世界観を作り出したものという事ですが、音楽も作れて、小説まで書けるなんて原作者のLast Note.さんは多才な方ですね。
原作も楽曲も読んでいないし聞いた事がない上でのアニメの視聴でした。
視聴していて気になった点がいくつかあります。
主人公一宮エルナの母親が若くていい女である事w
エルナの長いマフラーがサイボーグ009の00ナンバー達とかぶってる事w
とこれらはちょっとした事ですけど、個人的に一番気になったのはモブですかね。
モブが白抜きで色塗りがされていまんせんね。
こういう形のモブってアニメファンからしても賛否両論あると思うけど、人間の背景的な絵に関して個人的好みをいうと、やはりきちんと作画しているものが物語りに入り込みやすいです。
どうしてもモブに手抜き感があると、そこが気になってしまって純粋にストーリーを楽しめなくなってしまいます。
あえてモブに色をつけなかったりする演出という可能性もありますが、このアニメに関しては演出というような気がしません。
ここは単純に残念に感じてしまったかなぁ…。
アニメーターが年収110万円だというようなニュースがちょっと前に出たばかりで、予算の問題なのかなとか余計な事を考えてしまいました。
ストーリーの設定的なものは、部活対抗戦が軸になっていくんですかね?
部活が全て文化部みたいだけど、部活に所属していない生徒の学内での扱いが酷いw
シャワーは5分間、食事は一品のみ、寮で部屋が無く、寝袋が与えられるのみ。
部活至上主義的な学校の設定。
部活対抗戦の上位の部活が、寮の部屋も広くなり食事も豪華になるという設定は、美少女キャラ・イケメンキャラが出る学園ものに、物語的な幅を持たせる上で非常に面白い設定だなと感じます。
この上で魅力的なキャラクターを多く出す事で、舞台設定、キャラ、バトルと作品として多くの人に支持されるものになる要素を揃えているという事になるのかな。
主人公のキャラ性が所謂王道とはかけ離れていて、百合的な要素を含めかなりぶっとんでいるんですが、物語が進行していくにつれて他のキャラとどういった掛け合いを見せてくれるのか注目したいと思います。
キャラが立ちすぎというか…この主人公を生かす為に他のキャラ設定はかなり難しいのでは?と思わせる程です。
主人公の周りにどういったキャラを配置してくるのかという点も楽しみの一つですかね。
とりあえず、今の所、個人的にはまりそうなキャラは八坂ひみですかね。
単純に可愛いという点とは別に、ものすごく大きな筆を持っているんですが、僕の中で筆というとなぜか長渕剛を思い浮かべちゃうんだよなぁw
長渕剛が使ってそうなどでかい筆を、可愛い女の子が持ってるのがちょっとうけちゃってw
『長渕剛 筆』で検索して出てくる画像を見てもらえれば、八坂ひみとのギャップをわかってもらえると思います。
多くの人は、楽曲⇒小説⇒アニメとこの作品に触れているんでしょうが、アニメから入ってしまったけど、時間を見つけて楽曲も聴いてみようと思いました。
曲が書けて、話も作れる多才な人がどれ程いるかわかりませんが、今後は楽曲⇒小説⇒アニメという流れの作品が増えていきそうな気がします。
アニメには音楽がかかせないものですし、音楽からの視点でも、ある作品のテーマとなる楽曲は、多くの人に認知されて聴かれていくので、一つの物語の世界観を表現する手法としてはアニメ等の映像作品とは切っても切れないもので、どっちも一人の才能から生み出せたら、その世界観に最もあった表現手法となるように思います。
そういう意味で、ミカグラ学園組曲は注目の作品であるというのが僕の評価と感想です。

アニメ批評家気取り@ヨーズ

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