少女たちは荒野を目指す、略して「しょこめざ」について書きます。

全年齢対象のPCゲームが原作の作品で、『アカメが斬る!』『鷲尾須美は勇者である』『結城友奈は勇者である』のタカヒロさんによるプロデュース作品。

ギャルゲーを製作して、美少女ゲーム業界へと繰り出していく、少年少女を描く青春群像劇だそうです。

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作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。

少女たちは荒野を目指す感想考察評価
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作品の詳細

少女たちは荒野を目指す
出典元

公式サイト

少女たちは荒野を目指すあらすじ

神奈川県、金沢百景。風光明媚なその地で学生生活を送る少年、
北条文太郎には、将来の夢がなかった。
やりたいことを見つけられない、そんな焦りを抱き始めていたある日、
彼はミステリアスな同級生の少女から、一緒にゲームを作らないかと持ちかけられる。
その提案に、初めて何かを成し遂げることができるかもしれないという予感を感じた文太郎。
そして、彼はついに一歩を踏み出した。
いざ往かん。この世の荒野に、仲間たちとともに――。
(引用:公式サイト・INTRODUCTIONページより)

スタッフ詳細

  • 原作:タカヒロ
  • 監督:佐藤卓哉
  • シリーズ構成:綾奈ゆにこ
  • キャラクターデザイン:野口孝行
  • 音楽:渡辺剛、GoKoY
  • 製作会社:project No.9
  • 製作:しょこめざ製作委員会

主要キャラキャスト詳細

  • 北条文太郎:山下誠一郎
  • 黒田砂雪:千菅春香
  • 小早川夕夏:花澤香菜
  • 安東テルハ:明坂聡美
  • 結城 うぐいす:佐藤聡美
  • 甲斐亜登夢:豊永利行

少女たちは荒野を目指す公式PV

気になったキャラ・セリフ

『この世界は荒野よ。純粋なだけでは食い物にされる。ただ好きなだけでやっても生き残れない。野望を胸に燃やす者のみが、この過酷な荒野で夢に挑む事ができる。』

このヒロイン黒田砂雪の長いセリフ。

なぜゲームを作りたいのか聞かれた際のセリフだけど、ゲーム業界ってそれ程に弱肉強食な世界であるという事が、このセリフからみてとれる。

なんつったって、この作品の原作はゲームクリエイターなわけで、ゲーム業界の現状がこのセリフに凝縮されてるっぽい。

ただよくよく見てみると、このセリフはどんな業界にも通じる言葉だと思う。

やっぱり夢に挑む事はどんなジャンルの事でも過酷な事なんだなと、アニメを見て再認識させられたwwww

第1話の感想・考察・評価

少女たちは荒野を目指すとタイトルとキービジュアルを見た時点では、どんな作品内容なのかまったく検討もつかなかった。

ゲーム原作の作品のようだったので、クラナドとかAIR系の所謂泣きゲー的なものなのかと思って、いろいろと調べてみると、「美少女ゲームを制作・販売することを目指す少年少女たちを描く青春群像劇」だそうな。

てかヒロインの黒田砂雪が中心となってゲームを作成していくようだけど、見た目は完全にいいとこのお嬢様でとてもヲタク的要素を持っているキャラクターには見えない。

キャラ性とデザインに関しては良い意味でギャップがあった方が、そのキャラに魅力が出るという事はあるかと思う。

けど最近こうした見た目と中身が真逆なキャラってよく見かけるようになったのは気のせいだろうか?

なぜこの作品を視聴してみようかなと思ったかというと、単純にヒロインのキャラデザが目に留まったという事とは別に理由がある。

この作品は、君が主で執事が俺でや真剣で私に恋しなさい!!のシナリオやアカメが斬る!の原作を担当した、ゲームクリエイターのタカヒロ氏のプロデュース作品との事。

ゲームクリエイターによる、ゲーム製作をテーマとした作品だけに、作中で、実際のゲーム製作過程等の詳細が描かれていくだろうと思うと興味が沸いた。

それと、最近見てきた作品が学園ものであってもハーレム&特殊能力系のバトルものばかりになっている気がして、ちょっとインターバルというか、小休憩的に学園ものでもハーレムバトル系ではない作品に触れたいと考えていた。

そんな所で、この作品のタイトルとキービジュアルを見て、調べてみるとゲーム原作でも、エロゲーではなく、全年齢対象の青春ADVって事なので、ハーレム的な要素は無いのかなと、視聴してみる事にした。

青春群像劇って事だから、OPを見ながら俺の高校時代どうだったかなぁと少し頭の中で自分の時代と比較してみた。

無駄な自分語りになるかもしれなけど、都会の学校に通っていたからもしれないけど、俺の高校時代の女子高生ってほぼ100%みんなルーズソックスを履いていた。

このOPに出てくるキャラクターは高校生って設定だけど、女性キャラは黒のタイツやハイソックスをはいている。

こっちの方が清楚な印象をだいぶ受ける。

今の女子高生に比べると、自分の時代の女子高生はビッチ感溢れまくりだったんだなぁとつくづく感じたw

ルーズソックスが良しとされる価値観というのは、ビッチを肯定する世相だったという事なんじゃないだろうかとさえ思えてくる。

ただ、アニメや漫画を見ていると、その時のキャラクターデザインでファッションの流行を感じ取る事ができるけど、こと女子高生キャラに関しては、アニメや漫画を好きなオタク層は現在でも女性より男性の割合が多いので、男性の理想や願望的な要素を取り入れる必要も出てくる。

その時代の流行が押さえられているのとプラスして、男性側の性的な対象としての描かれ方をしてくるものなので、世相を反映しているわけではない気もする。

実際今の女子高生の制服スタイルなんて、おっさんの俺にはわからないwwwww

だけど、アニメを見る限りでは今のスタイルの方が俺の時代よかビッチ感が無く、清楚な感じで好印象だよ。

まぁ無駄な自分語りはこのくらいにしよう。

OPを見て上記とは別に思った事は、主人公達が住んでいるのは神奈川県ていう事だけど、OPに出てくる赤い電車。

主人公の住まいから考えると、京浜急行電鉄ですな?wwww

ってか作中にシーパラっぽい遊園地が出てきたし完全に京急ですわwww

この作品は京急沿線が舞台なわけか。

知ってる地域が舞台だとなんとなく親近感が沸く。

高校生が学校の後、部活やバイトの後に仲間で集まるのって青春て感じですなぁ。

学生時代しかこんな事できないからね。

社会人は、そういう事をしたくても、次の日の仕事の事を考えて家で大人しくしちゃうのでwww

てか主人公の北条文太郎は、物語の冒頭から、いろんな人達から「文太」「文太」と呼ばれてて、かなり他人から好かれている感じだけど、クラスのもめごとを目立たず解決したり、自分以外のクラスの人間もうまく巻き込み動かす事ができたりと、内面的にかなりイケメンキャラだね。

ヒロインの黒田砂雪は、見た目が黒髪ロングの美人で、どこかミステリアスな雰囲気をかもし出している。

主人公とヒロインの内面がまさに対極的な位置づけとなっていて、物語が進む中で、キャラクターの関係性の変化のふり幅が通常よりも大きくなる事も予測できる。

これは見てる側としては、例えば主人公とヒロインが結果的にカップルとしてくっつく場合に、より二人の性格的距離感がある方が通常ではありえない心情の変化を楽しめるのではないかと考える。

現時点で主人公とヒロインがくっつくのかまったく不明だけどw

視聴者側としては、単純にそうなった場合により作品を楽しむ要素が増えるかもしれないという余地を持たせてくれている事は、作品の期待値を高める事に繋がるのではとも思う。

黒田砂雪が、ギャルゲーを製作する為に、文太郎がそのメンバーとしての能力があるかどうかを試す為にシーパラでデートをしてそのコミュ能力を試す場面。

設定的にそういう前提があるのだけど、黒田砂雪自身がギャルゲーのキャラそのまんまというような描かれ方をしていて、製作側の遊び心が垣間見える。

製作側が意図してたかどうかはわからないけど、個人的にはこの場面はかなりシュールに感じたんだよね。

ギャルゲー作る気なのにお前がギャルゲーキャラじゃねぇかとwww

そんなこんなで、登場人物達でゲーム作りをしていくというのがこの作品の内容のようだけど、冒頭からしばらくは、ただの高校生の日常が描かれていて、このあたりは多くの人が過去に経験もしくは、今現在経験をしている事だと思うので、キャラクター達の心情を察する事は容易なんじゃないかと思う。

ただ、今後の展開として、高校生活というありふれた日常に、ゲーム作成という我々視聴者にとっては非日常が入ってくるわけで、キャラクター達がどんな心情を抱いてどういった行動に出るのか、現時点でかなり楽しみではある。

この作品は、青春群像劇という事もあって、話の筋も大事なんだけど、一番の醍醐味は各キャラクター達の関係性や行動を楽しむ作品じゃないかなと1話を見た段階でそんな風に思った。

あとは1話の最後で黒田砂雪がゲーム業界の現状を語っているけど、ゲーム製作の過程等、我々が知らないゲーム業界の事を描いてくれるんじゃないかと、そこも個人的に期待している。

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アニメ批評家気取り@ヨーズ

アニメ批評家気取り@ヨーズ

好きなアニメ: ・新世紀GPXサイバーフォーミュラ ・機動戦士ガンダムシリーズ ・ソードアートオンライン 好きな男性キャラ: ブリード加賀 好きな女性キャラ: アスナ 好きなキャラのセリフ: 上手いんでも速いんでもねえヤツは強ぇんだ(byブリード加賀) 【自己紹介】 どうもヨーズと言います。 基本的にはガンダムシリーズやマクロスとか宇宙を舞台にしたSF・ロボ系アニメ等の硬派な感じのアニメが好物ですが、最近は癒しを求めて萌え系アニメをみる事が増えました。 先入観を持たずにフラットにアニメを視聴して思った事を率直に書いていこうと思います。