空戦魔導士候補生の教官について書きます。
KADOKAWAの富士見ファンタジア文庫から刊行されているライトノベルのアニメ化作品です。
作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。
作品の詳細
出典:http://blog.livedoor.jp/levxrtwqa/archives/28699029.html
空戦魔導士候補生の教官のあらすじ
地上を<<魔甲蟲>>と呼ばれる魔物に支配され、天空の浮遊都市へ追いやられた人類は、<<魔甲蟲>>に対抗しうる存在――空戦魔導士を生み出した。
空戦魔導士の育成機関である学園浮遊都市≪ミストガン≫の生徒、カナタ・エイジは<<黒の剣聖(クロノス)>>の称号を持つエリートエース。
しかし、今ではとある事件から「裏切り者」の烙印を押され、前線を退いていた。そんなカナタが、落ちこぼれと揶揄されるE601小隊の教官に任命される。
この小隊に所属するのは、一癖も二癖もある3人の少女。
彼女たちに叩き込むカナタの指導法は、荒唐無稽な常識外のものばかりで…「俺がお前たちを最強の空戦魔導士にしてやるよ」
(引用:公式サイト・ABOUTより)
スタッフ詳細
- 原作:諸星悠
- 監督:稲垣隆行
- シリーズ構成:山口宏
- キャラクターデザイン:堀内修
- 音楽:久米大作
- 製作会社:ディオメディア
- 製作:E601小隊
主要キャラキャスト詳細
- カナタ・エイジ:松岡禎丞
- ミソラ・ホイットテール:山本希望
- レクティ・アイゼナッハ:東山奈央
- リコ・フラメル:野水伊織
- ユーリ・フロストル:種田梨沙
- クロエ・セヴェニー:山田悠希
- ロイド・オールウィン:柿原徹也
空戦魔導士候補生の教官公式PV
気になったキャラ・セリフ
『私は女神の生まれ変わりだからな。美しいだろ。だが惚れるなよ。この美貌に惚れていいのは私だけだからな。』
これはリコ・フラメルというナルシスト美少女キャラのセリフ。
こんだけ自分に自信もてたら人生楽しいだろうなぁw
ただキャラ自体も普通にかわいいんだよね。
こういう尊大な人格を持っているキャラクターって周囲のキャラに対して無駄にパワーを消費させてしまうとこがあってみてて楽しめるんだよね。
他人が振り回されるとことかやっぱ面白いしね。
俺の性格が悪いのかもしれないけどw
第1話の感想・考察・評価
原作を読んでいないので、予備知識一切無しでの鑑賞。
まず作品冒頭の戦闘シーンで、亀のような虫のような甲殻類的飛行物体を相手にしているのが、剣やら槍やら杖やらを獲物に空を飛びながら生身の人間が戦っている。
戦闘は人物のアクションが主体の作品みたいですね。
この時点でまず、主人公他のキャラクターは、どういう理屈で空飛んでんのか気にったw
そしてなんか、甲殻類的飛行物体の親玉の光線が発射されて、主人公に第1話の冒頭から死亡フラグ的シーン。
そのシーンからのオープニングへの入りは、物語の導入部分として、視聴者を引き込む事には成功しそうな演出だと感じた。
ただそこから繋がるオープニングで、楽曲の完成度は別として、オープニングを歌っている野水さんの声が若干軽い感じがしたなぁ。
冒頭のシーンを見るに圧倒的な大群の異形の存在を敵として相手にする物語の状況を描いており、この作品は所謂セカイ系なんだなと感じさせる事成功している。
セカイ系の作品にありがちなのは、人類が敵対する勢力に圧倒的劣勢に立たされている絶望的な状況という設定なんだけど、それを理解させているのに、個人的にはオープニングではもっと重厚感が欲しく、視聴者を引き込むという点で多少のもったいなさを感じた。
決して歌っている野水さんの歌が悪いわけではなく、作品との相性の問題かな。
と思いきや。
どうやら、セカイ系の設定を要しつつ、登場人物の相関的に、イケメンで物静かな主人公の周りを、ちょっと抜けてたり、ぶっとんでたりする美少女達が固めるという、ハーレム的要素を含む作品のようなので、まぁそれならありかとw
こういった非日常の中に、さらに通常では絶対にありえないような人格を配置する、非日常に非常識を持ってくる手法を取れるのがライトノベルなり、漫画なり、アニメなりの見る側がに興味を抱かせてしまうという特徴の一つかなと思います。
やっぱ普段生きてて、自分の生きる世界とまったく違う世界を見せられら興味沸くしね。
ただ作品として、何を描きたいのかとっちらかってしまうというリスクもあるわけだけど、この作品はきちんとまとまっていくのか気にはなる。
視聴を進めると、どうやら亀のような虫のような甲殻類的飛行物体は魔甲蟲なるもので、魔甲蟲に殺された人は、一般人からの記憶からも消えるらしい。
魔力を持つウィザードだけは殺された人の事を覚えていて、魔甲蟲戦うウィザードが空戦魔導士って事なので、空を飛んでたのは魔力によるものかと認識。
けっこうこういう空飛ぶ原理は魔法です的な単純明快な設定って嫌いじゃないんですよねぇw
設定がシンプルだと、見る側の立場としては、物語の理解に余計な思考を巡らす必要が無いので、よりキャラに感情移入したり、戦闘等でアニメとして絵の描き方で興奮させられやすくなったりする気はするんだよなぁ。
もちろん複雑な設定の作品も違った楽しみがあって好きだけど。
空戦魔導士候補生の教官という作品名だけあって、主人公は問題児だけど美少女キャラ達の教官であって、主な舞台は学校のようだ。
なんか異形の強力な敵と戦う為に訓練を受ける学校を舞台にした作品て最近多い気がするけど、こういう設定が好みって人多いのかな。
学校という要素が入っている時点で、作品の評価として7~8割が登場キャラの良し悪しで決してしまうイメージがあるのは俺だけだろうか?
もうすでに、自分が好きなキャラクターを演じていた人が中の人のキャラに注目しちまってるw
この傾向って自分でも嫌なんですよ。
作品をフラットに見てないって事だからw
ただの学園ものだと、はまるキャラがいないとなかなか視聴し続けようとは思わない。
今んとこ、学園もので設定上バトルもおりまぜつつの、美少女キャラ達がきゃぴきゃぴやっていく作品なのかなって思ってるんだけど、そういう状況がどう冒頭のシーンに繋がっていくのか興味はあります。
という事で、ただの学園ものではなく、ストーリー上の含みもきちんと持たせてくれるので、登場人物の中で自分の中ではまるキャラがいなくても視聴していける作品であると思う。
もしかしたら最近の異形な敵とのバトルありの学園ものが増えている理由に、見る側に対して視聴し続けさせるという点で、そういう設定が効果があるからという事なのかな。

アニメ批評家気取り@ヨーズ

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