落第騎士の英雄譚について書きます。

海空りくさん原作のGA文庫のライトノベルが原作。

現時点で8巻+短編1巻が出てるとの事で人気作品のアニメ化ですね。

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作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。

落第騎士の英雄譚感想考察評価
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作品の詳細

落第騎士の英雄譚
出典:http://blog-imgs-79-origin.fc2.com/n/o/t/noteanimation/itto813.jpg

公式サイト

落第騎士の英雄譚のあらすじ

己の魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い≪魔導騎士≫
その学園に通う黒鉄一輝は、魔導騎士としての能力が低すぎて留年した
≪落第騎士ワーストワン≫だった。
そんな彼は、10年に一人の天才と呼ばれる≪A級騎士ナンバーワン≫の異国の皇女
ステラ・ヴァーミリオンから一方的に決闘を挑まれる。
だが、彼は周囲の予想に反し勝利してしまう。
一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だった。
騎士の頂点を争う戦いの中で最底辺から並み居る強敵を倒し駆け上がっていく一輝。
かつての《落第騎士ワーストワン》は、やがて《無冠の剣王アナザーワン》として
すべての騎士から注目されるようになっていく。
そして圧倒的な才能不足を克服して高みを目指す一輝に、ステラは次第に惹かれていく…
(引用:公式サイト・INTRODUCTIONより)

スタッフ詳細

  • 原作:海空りく
  • 監督:大沼心
  • シリーズディレクター:玉村仁
  • シリーズ構成:ヤスカワショウゴ
  • キャラクターデザイン:小松原聖
  • 音楽:中川幸太郎
  • 製作会社:SILVER LINK. / Nexus
  • 製作:「落第騎士の英雄譚」製作委員会

主要キャラキャスト詳細

  • 黒鉄一輝:逢坂良太
  • ステラ・ヴァーミリオン:石上静香
  • 黒鉄珠雫:東山奈央
  • 有栖院凪:浅沼晋太郎
  • 綾辻絢瀬:小林ゆう
  • 東堂刀華:金元寿子
  • 新宮寺黒乃:東内マリ子
  • 日下部加々美:相坂優歌
  • 西京寧音:井口裕香
  • 折木有里:橘田いずみ
  • 兎丸恋々:M・A・O
  • 御祓泡沫:潘めぐみ
  • 桐原静矢:松岡禎丞
  • 倉敷蔵人:細谷佳正
  • 黒鉄龍馬:有本欽隆

落第騎士の英雄譚公式PV

気になったキャラ・セリフ

『人生は不平等だと考える人がいる最初に与えられたもので行き着ける場所が決まってしまうからだという』主人公の黒鉄一輝のセリフ

「人生は不平等だと考える人」

こう考える人は大勢いるっしょw

俺も普通にそう考えてるし。

人間に絶対的な平等が存在していると考える方がおかしくないかとw

人類の歴史的に、近代では価値観として平等が良しとされているから、法的な制度でより平等になるように仕向けているだけの話しだからなぁ。

上のセリフの後に、主人公は「本当にそうだろうか」と異論を唱えているけど、もし現実でそんな事言われたら、「そうなんじゃねw」って言っちゃうかもw

第1話の感想・考察・評価

ネット上では、学戦都市アスタリスクと内容がかぶりすぎだという話をよく目にしていました。

なのでなかなか視聴しようかどうか迷っていたのですが、そういえば俺アスタリスク見てねぇじゃんww

と思い到り視聴。

視聴前にざっとwikiのストーリーだけ見てみたら、「己の魂を武器に変えて戦う現代の魔法使い伐刀者(ブレイザー)が存在する世界」と書いてあったので、この時点では画的にはギルティクラウンのようなものが一瞬頭をよぎるが、「あっあれは他人の体内の物質を武器にだった」と思い到りちょっと想像がつかないまま見てみる事に。

GA文庫のライトノベルが原作という事だけど、GA文庫のラノベが原作のアニメは聖剣使いの禁呪詠唱と、ダンまちを視聴したけど、キャラデザを見るかぎりでは、聖剣使いの禁呪詠唱に近い印象を受けた。

まぁ作品が違うんだから同じGA文庫原作といえどキャラデザが違っていて当然なんだけど。

この作品のキャラクターデザインは正直嫌いじゃない。

一見ライトノベルによくありがちな感じのデザインとの印象も受けそうだけど、原作のイラストのイメージを損なってもいないし、個人的にはくせのない感じですんなりとストーリーに入りこめそうな気がした。

学園ものではあるけど、ボーイミーツガール作品て嫌いじゃないから、あとは設定でどれだけの面白みを持たせるかにかかってくると思う。

と、ここまでが視聴前の予備考察。

ブレイザーを出す時の動作というか所作が個人的にはちょっと拍子抜けな印象。

劇中で一番最初にブレイザーを出したのは主人公の黒鉄一輝だったけど、右手を前に突き出して武器を具現化するっていう描写。

なんかちょっと簡単に能力出せすぎじゃねぇか?って。

特殊能力系の物語にありがちなんだろうけど、見てる視聴者側は、もちろん普通の人間なので、特殊能力なんて使えるはずもないので、特殊能力をほいほいと出されると、個人的にはなんか作中と現実の落差を感じてしまって、一瞬あれって我に返ってしまう気がした。

作品の設定だから仕方ないんだろうけど、例えば魔法少女ものの魔法少女への変身シーンってそれなりに時間をかけて描写されたり、ギルティクラウンの王の能力でヴォイドを取り出す時も、けっこうそれなりの時間を使って描写されていた気がするから、もうちょっとブレイザーを出す際の条件というか、なんらかの決まり事や縛り的なものが1つくらいあった方が能力に説得力を持たせられるし、視聴者側の特殊能力への認識の落差を埋められるような気がする。

あくまで、空想上の話だからなんでもいいんだけど、特殊能力ものには、能力のプレミア感て大事な気がするんだよね。

そう考えると、能力の描写とは関係ないけど、設定として、ワンピースの悪魔の実の設定は能力のプレミア感を出すという点で、能力の無い現実の世界の住人である我々に対しても説得力が生まれている気がする。

作品を見ていて、ああ悪魔の実食べたから能力使えるんだみたいな。

最初からなぜか特殊能力が使えるという設定を付与されてしまっていると、個人的にはちょっと納得いかないというか、いらん事あれこれと考えてしまう。

まぁこれは個人の性格の問題かもしれない。

そんな事を考えつつ、視聴していくと、主人公とヒロインの初遭遇シーンは、ヒロインの着替え中に部屋に入ってしまった主人公。

そして主人公は、気の良さそうな若干へタレぎみな奴で、ヒロインは普段は気が強そうで、デレる時はデレる。

これはもうアニメ全般にいえるお約束的なものかw

一つの作風がうけると、似たような作風が増えるのは致し方ないとは思うけど、にしてもヒロインがツンデレぎみなキャラは多い気がするなぁ。

でもこの作風嫌いじゃないwww

あと、一輝とステラが相部屋になる際に交わされていたやり取りが、ギャグをおりまぜつつなかなかに面白いやり取りなんだけど、画面の真ん中を斜めに漫画のコマ割のように割られていて、左右から二人がカットインのように描かれている。

この演出はこれまで視聴したアニメでは記憶にないので、画的にも2名のキャラに同時に寄ったものになっていて、少しギャグ的且つお互いの主張のぶつかり合いという状況の描写として、面白おかしく描く事ができているように感じた。

漫画的なコマ割ってアニメでそのまま通用するんだなって。

にしてもヒロインはヨーロッパの皇国の第二皇女という設定だけにワガママw

主人公の気の良さそうなとこが余計にそのワガママを際立たせているww

女は基本的にワガママで男はそんな女をかわいく感じてしまうっていう性質があるので、こういった作風が広く受け入れられるのかもしれない。

まぁかわいく感じるのは見た目がかわいいっていう前提条件があればかもしれないけどw

作品の設定として、魔力が出てきて、その魔力をもってブレイザーという剣で戦うので、魔力の量が強さのある程度の基準として決められるようだけど、主人公はこの魔力が最低レベルだけど、超人的な剣術で戦っていくようだ。

主人公の黒鉄一輝は、その魔力の無さを秀でた剣術の他に、他人の剣術を模倣して昇華させる能力とか、特殊能力をけっこう持っているとの事。

魔力が無くてもつえーじゃねぇかとww

一見弱そうな感じと見せておいて実は強いという設定って最近多い気がするなぁ。

個人的に俺つぇー作品て嫌いじゃなくて、作品の中で敵を薙ぎ倒す爽快感とかを味わえたり、自分とはまったく正反対のキャラクターを見てるのにある種の快感を覚える事ができて、けっこう好み。

ネット上だと俺つぇーってだけでけっこう否定されたりするけど、エンターテイメントとして一つの表現手法としてありなんじゃないかと思う。

事実、そういうキャラに共感する人ってけっこう多いわけだし。

あとはどうそれに付随して作品に魅力を持たせるかという事なんだけど、弱そうだけど実は強いって設定が増えているのはなんでだろうか。

最終的に強いんだから、わざわざ弱い側面を持たせる必要性が無い気がする。

まぁよくよく考えてみると、作品を作る側としたら、バトルの要素的に完全無欠のキャラクターより、どこか一部分欠けているキャラクターの方が、バトルを描く際に幅が広がるからかもしれない。

この作品でいうと、主人公の能力的に魔力が最低レベルというところになるか。

そういえば、主人公やヒロインが魔力が存在していてブレイザーという剣で戦う騎士を目指しているのはがいるのは話の流れで理解できたけど、そもそも騎士って何をするものなのか、彼らが騎士になって何をするのかというのが、まだ出てきてないなぁ。

こういう世界観的な事ってストーリーがすすむにつれてじょじょにわかってくるんだろうけど、何を目的に戦いが繰り広げられるのかがわかった方が視聴者としてもすんなりとストーリーに入り込めると思うから、早めの目的判明が欲しいなぁw

まぁ、それ自体が無かったりする作品もあるから、あんまり気にしないでみた方がいいのかな。

とりあえず、いいやつキャラの主人公とツンデレぎみのヒロインがみせてくれる特殊能力バトル物の軽い学園ラブコメって感じなのかな。

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アニメ批評家気取り@ヨーズ

アニメ批評家気取り@ヨーズ

好きなアニメ: ・新世紀GPXサイバーフォーミュラ ・機動戦士ガンダムシリーズ ・ソードアートオンライン 好きな男性キャラ: ブリード加賀 好きな女性キャラ: アスナ 好きなキャラのセリフ: 上手いんでも速いんでもねえヤツは強ぇんだ(byブリード加賀) 【自己紹介】 どうもヨーズと言います。 基本的にはガンダムシリーズやマクロスとか宇宙を舞台にしたSF・ロボ系アニメ等の硬派な感じのアニメが好物ですが、最近は癒しを求めて萌え系アニメをみる事が増えました。 先入観を持たずにフラットにアニメを視聴して思った事を率直に書いていこうと思います。