「バッテリー」について感想・考察・評価を書きます。
原作は、あさのあつこ先生による児童文学作品で、全6巻が刊行され、延べ1000万部を超えるベストセラー小説です。1997年には第35回野間児童文芸賞を受賞されています。
原作は、1996年に発売された作品です。
約20年前の原作作品のアニメ化に期待しながら一話を見てみたいと思います。
公式ツイッターでつぶやかれる際の推奨ハッシュタグは「#バッテリーA」「#battery_anime」です。
作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。
作品の詳細
バッテリーあらすじ
「原田巧」はピッチャーとして
抜群の野球センスを持つ少年。
父親の転勤を期に移り住んだ山あいの街、
新田市で、巧は自分の全力投球を受け止められる
キャッチャー「永倉豪」と出会う。
新田東中学校の野球部に入部した二人は、
部員同士の軋轢や、
教師たち大人の事情に翻弄され、
時には互いに衝突しながら、
ピッチャーとキャッチャー、
二人一組の「バッテリー」として成長していく。
(引用:公式サイト・イントロダクションページより)
スタッフ詳細
- 原作:あさのあつこ
- 監督・脚本:望月智充
- キャラクターデザイン:志村貴子(原案)・草間英興
- 音楽:千住明
- アニメーション製作会社:ゼロジー
- 製作:フジテレビほか
主要キャラキャスト詳細
- 原田巧(はらだ たくみ):内山昂輝
- 永倉豪(ながくら ごう):畠中祐
- 原田青波(はらだ せいは):藤巻勇威
- 原田真紀子(はらだ まきこ):乃神亜衣子
- 原田広(はらだ ひろし):小田敏充
- 井岡洋三(いおか ようぞう): 宝亀克寿
バッテリー公式PV
気になったキャラ・セリフ
キャッチャーの永倉豪が転向してきた原田巧にスバリと言います。
「俺の家が金持ちじゃろうが貧乏じゃろうが、それが野球となんの関係があるんじゃ!野球やろうや。原田。」
たしかに、そんな環境は野球には関係ねえ!と思うと同時に。。。
この言葉に、BL展開を感じてしまうのでした。。。
これって腐男子。。。?
第1話の感想・考察・評価
今回、個人的に好きな漫画家の志村貴子先生がキャラクターデザインをしているということで、このアニメ作品「バッテリー」を知りました。
「青い花」など百合作品の名作などを描き続けて、最近は、BL系の作品も描く志村先生がキャラクターデザインしているとうこともあって、本来、有名な児童文学作品であるにも関わらず、一話をみた時に、BL的な要素を感じてしまいました。
BL系の作品は本来、腐女子たちの聖域のようなところがありましたが、ここ最近、あきらかにBLを意識したような作品がより目にはいってくるようになりました。
某アニメ関連のグッズを扱っているお店へいっても、数年前までは、萌え系の美少女系のグッズがメインでしたが、最近は、店舗の6~7割くらいが腐女子向けのグッズが増えたように思います。
だからかはわかりませんが、約20年末に刊行され、もともとBL的な要素があったと思われる「バッテリー」作品が、このタイミングにアニメ化されたのではないかと考察しています。「バッテリー」をこの時期にアニメ化しようと企画した人がどのような意図で企画したかは一般の私達にはわかりませんが、そんな時代を読みとれる人が企画したに違いないと思います。
野球アニメと聞くと、スポ根要素の強い「巨人の星」「サムライジャイアンツ」「どかべん」などの作品から、野球を通して男女の複雑恋愛を描く「タッチ」に進化していきました。歴史的には、ポスト「タッチ」として「バッテリー」は位置していると思います。
恋愛以上のことを「バッテリー」は野球を通して描いてくれるのか。
Wikipediaで書いていましたが、累計1000万部以上が売れているということなので、すでにこの作品を知る人たちには、何かを感じさせる作品であることは間違いないでしょう。
個人的に、岡山には造詣が深いので、舞台が岡山ということも、気になりました。
そして、何か闇展開(?)を感じさせずにはいられない弟の原田青波(はらだ せいは)。
この弟だけが、がっちり岡山弁まるだし。
身体が弱いという設定も何かストーリーに深く影響することを感じずにはいられません。
とても慕われている、兄の主人公の巧は、標準語をしゃべって方言でてないし、
この兄弟関係や親子関係にもいろいろと事情がありそうです。
有名な作品だけに、ネットなどで危うくネタバレしないようにバッテリーに関する情報をあまり頭にいれず、
今後も2話目以降をゆっくり見ていきたいと思います。


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