Classroom☆Crisisについて書きます。
アニメイズム枠で放送のSF・学園要素ありのオリジナルアニメ作品です。
作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。
作品の詳細
出典:http://blog.livedoor.jp/nmaouytor/archives/44864478.html
Classroom☆Crisisのあらすじ
火星に作られた日本の新たな都道府県のひとつ、「第4東京都」。この都市の経済特区である「霧科市」に、航空宇宙事業で名をあげた超一流企業、「霧科コーポレーション」があった。
この会社は様々なジャンルにシェアを広げつつ、「霧科科学技術学園」という私立学校も運営していた。
これだけでも特殊なのだが、さらに異彩を放つクラスが学園内にある。
昼は学園で生徒として勉学に勤しみ、放課後は社員として会社に出社し発展型試作ロケットの開発という重要なプロジェクトに携わっているのだ。
それが「霧科コーポレーション先行技術開発部 教育開発室」――通称「A-TEC」である。この部署の室長を務める若き天才エンジニア瀬良カイトは、学園に通うA-TECの生徒達の担任教師でもあり、熱血ロケット先生と呼ばれ親しまれて(?)いた。
物語はこのA-TECに転校生・霧羽ナギサがやってくることから始まる。
創業者一族の名を冠するこの男は、先行技術開発部部長に就任するやいなや、A-TECがこのまま高コストのお荷物部署であり続けるようならばメンバーをリストラし、部署を解散させると宣告する。
それを防ぐには今まで湯水のように使ってきた予算を節約し、開発コストを大幅に削減しなければならない……。
今まで目を逸らし続けていた現実をつきつけられたカイトは、果たしてA-TECの危機を乗り切ることができるのか。
そして霧羽ナギサの真の目的とは――。
(引用:公式サイト・プロローグより)
スタッフ詳細
- 原作:MONTWO
- 監督:長崎健司
- シリーズ構成:丸戸史明 with 企画屋
- キャラクターデザイン:かんざきひろ(原案も兼任)石野聡
- メカデザイン:田中俊成
- 音楽:林ゆうき
- 製作会社:Lay-duce
- 製作:CC PROJECT MBS
主要キャラキャスト詳細
- 瀬良カイト:森久保祥太郎
- 霧羽ナギサ:内田雄馬
- 白崎イリス:雨宮天
- 瀬良ミズキ:小澤亜李
- 領家マコト:津田美波
- 北原コジロー:豊永利行
- 花岡ツバサ:洲崎綾
- 舞岡サクゴ:近藤孝行
- 能年ユナ:阿澄佳奈
- 上永谷アキ:夏川椎菜
- 八槙スバル:南條愛乃
- 小鳥遊カオルコ:堀江由衣
Classroom☆Crisis公式PV
気になったキャラ・セリフ
『人こそが宝だと。人材育成とは企業を社会をそして世界を支える柱を作る事であると。』
瀬良カイトが、笹山セイゴウが言った言葉を言ったセリフ。
人こそが宝っていうのはかなり共感できる。
ビジネスにおける重要な格言で『人・物・金』って言葉があるけど、やっぱり何より大事なのって人なんだよなぁ。
これ、実は学生時代に信長の野望やりながら感じた事w
武田信玄の配下の武将って能力値すげー高くて、武田家でプレイすると簡単に天下統一できた。
実際、武田信玄も人の大切さを感じていたらしく、『人は城、人は石垣、人は掘』って言葉を残してて、優秀な人材は堅固な城のようなものって表現してたらしい。
なんでも会社からゲームまで人材の育成は大事って事ですなw
第1話の感想・考察・評価
作品の出だしとしては、企業の重役達の秘密会議のようなシーンが出てきて、この時点で何を話しあっているのかさっぱりわかりませんけどきっと物語上重要な事を言ってるんだろうなと想像してしまうような場面。
そこに、ちょいちょい二人のヒロインキャラの通学の準備から通学のシーンを差し込んできており、同時中継的な印象を持たされました。
気になるのは白崎イリスの乗るスクーターっていうか原付っていうか、近未来の原付。
非常にコンパクトで乗りやすそうw
人類が火星に進出をした後の火星に作られた日本の都道府県の一つ第4東京都の経済特区霧科市が舞台という事で、設定としては近未来の話という事が想像つく。
という事で当然、出てきたスクーターも近未来をイメージしてデザインされているんだろうけど、学校ではチャリ通の生徒が多いようで、駐輪場にはチャリンコ満載。
近未来と思うと、今現在自分が何気なく使っているものってどうなってるんだろうなぁと考えてしまう。
当然チャリンコもすげー進化してんだろうなぁと。
けど、この作品ではそんなに進化してなさそうw
SF的な設定がある話に、普段自分の生活の中で使用している物と変わらない物が出てくると少しだけほんわかしちゃうのは俺だけかなw
物語的には、航空宇宙事業の企業が運営をする学校が舞台のようで、その生徒と教師とのやり取りを中心に話が進んでいくのかな。
生徒達は昼は学生、放課後は社員でロケットの開発をやってるという、個人的には興味をそそられる設定。
ただ、最近思うんですけど、学校っていう集団単位が出てくるアニメ多すぎなような気がする。
っても最近に始まった事じゃないと思うけど。
この作品だって単純にロケット開発に焦点を当てるのであれば、学校を舞台にする必要はないと思うんだよなぁ。
登場人物を10代に設定してしまうと、学校ははずせないって事なんだろうけど、そう考えると主人公やヒロイン等の重要キャラが10代って作品すげー多い。
これってなんでかなぁ。
アニメを作る側はこの辺り意識しているとすると、アニメを視る側のウケがいいって事だからかも。
年齢設定の若いキャラクターを出すという事が一番重要視されているという事なのかもしれない。
10代後半のキャラをメインにしたい⇒それらのキャラが自然な形は学校という事なのかも。
近未来のロケット開発という設定が先にあっても、視聴者側のウケを考えてClassroom☆Crisisのような学校という空間を合わす形にしたのかも。
10代後半って人間にとってはすげー印象深い時期なんだろうなぁ。
今のアニメ産業としては円盤を売る必要があるわけで、そうなるとターゲットとしている層は、当然お金を自由に使える20代以上の人間になる。
アニメ自体がおもいっきり非現実的な空想を視覚化したものなんだけど、30代の個人的な意見としては、今振り返ると10代後半ってちょっとした空想なんだよ。
なんか現実感がないっていうか。
成人するまで、一個人という単位である前に、親という存在がワンクッション入る。
社会人とは権利と義務の面でもまったく違うわけだし、きっとある意味で社会と隔離されている状況なのがそういう感じ方をさせているんだと思う。
だから視聴者としては、メインキャラを10代後半とかにすると一番入り込めちゃうんだろうなぁ。
でもって、ほとんどの人間にとっての10代後半の共通の経験ていうのが学校。
そりゃ学校が舞台のアニメ作品多いわけだ。
となぜか、Classroom☆Crisisを視聴しながらこんな事を考えてしまったw
あれこれ書いたけど、学園ものはまったく嫌いじゃない。
1話を見た段階で今後どんな感じで物語が展開をしていくのか想像つかないけど、登場人物はというと、主人公的ポジションの瀬良カイトは、典型的な熱血キャラっぽく、霧羽ナギサはできるビジネスマン、ヒロインの白崎イリスは、一見物静かだけど行動はまさに破天荒。
今んとこ、霧羽ナギサは瀬良カイトや白崎イリス達の所属するA-TECの解体が目的らしく、カイトや生徒達とぶつかっていくんだろうけど、これらの登場キャラがどんな絡みを見せていくのか興味を持てる。
SF要素も入っているわけで、これはかなり見応えがありそうな作品。

アニメ批評家気取り@ヨーズ

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