Re:ゼロから始める異世界生活について書きます。
このすばに続く、小説家になろう系の原作作品という事で個人的に注目をしていました。
異世界ファンタジーにタイムリープの要素が絡んでくるという事で、ストーリー的にどんな展開を見せてくれるのか非常に楽しみな作品です。
公式ツイッターでつぶやかれる際の推奨ハッシュタグは「#rezero」「#リゼロ」です。
作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。
作品の詳細
Re:ゼロから始める異世界生活あらすじ
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年、菜月昴。
頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。
大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。
(引用:公式サイト・イントロダクションページより)
スタッフ詳細
- 原作:長月達平
- 監督:渡邊政治
- 脚本・シリーズ構成:横谷昌宏
- キャラクターデザイン:坂井久太
- 音楽:末廣健一郎
- 製作会社:WHITE FOX
- 製作:Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
主要キャラキャスト詳細
- ナツキ・スバル:小林裕介
- エミリア:高橋李依
- パック:内山夕実
- レム:水瀬いのり
- ベアトリス:新井里美
- ロズワール・L・メイザース:子安武人
- ラム:村川梨衣
- フェルト:赤﨑千夏
- ラインハルト・ヴァン・アストレア:中村悠一
Re:ゼロから始める異世界生活公式PV
気になったキャラ・セリフ
『無知蒙昧にして天下不滅の無一文』ナツキ・スバル
すげー開き直ってて清々しさを感じるセリフ。
しかも、ちょっと聞いたらカッコいい言い回しだけど、実際はすげーカッコわるいwwww
名乗る際の決め台詞でここまで、清々しくカッコわるいセリフはこれまで聞いた事がないwww
第1話の感想・考察・評価
Re:ゼロから始める異世界生活も、小説家になろうに連載されている作品との事で、最近小説家になろう連載作品がアニメっていうのは、アニメ業界のスタンダードになっているのだろうか?
小説家になろうが出自でアニメ化された作品は、これまでにRe:ゼロから始める異世界生活を抜かすと5作品あるけど、そのうち4作品視聴しているので、小説家になろうで連載の作品は無意識で気になっているのかもしれない。
俺が視聴したのは、ログホライズン、ダンまち、オーバーロード、このすばだけど、どの作品も異世界ものだね。
正直、小説家になろうというサイトで作品を読んだ事がないんだけど、ライトノベルってやっぱり異世界ものが書かれやすいんだろうなぁ。
それだけ作品が書かれるという事は、アニメやゲームファンの潜在意識の中に異世界というジャンルがこびりついてしまっている証なんだろうと思う。
作品を作る側と触れる側、双方ともに基本的にはオタクなわけだから、オタクが潜在的に求めるものとして、現実世界と切り離された舞台設定という事なんだと思う。
俺の身近なオタクじゃない人は、SFとかファンタジーを一切受け付けない人が多い。
スターウォーズですら敬遠するwww
少年時代にプレイしたドラクエとか、異世界の舞台に夢中になっていた自分をかえりみると、基本的に中身が変わってないんだろうなとww
そう考えるとオタク趣味の人々は、少年・少女時代の気持ちを持って大人になった人なんだと、いい感じにプラス思考で定義付けもできる。
Re:ゼロから始める異世界生活を視聴するにあたって、改めて感じた事がある。
これまでは何気無く、異世界ものに触れてきたけど、俺が視聴してきた、小説家になろうからアニメ化された、作品をみると、5作品中4作品が、現実世界で生活をしていた人間が異世界で生活を営む事になるという、所謂異世界召喚もの。
俺が視聴した小説家になろうのアニメで、はなから異世界のお話しとして描かれているのは、ダンまちだけ。
データ的にはすげー少なくて頼りないけど、これを見るに、異世界ものが確かにライトノベルや漫画、アニメで求められているのかもしれないけど、純粋に深くオタク層に求められているのは異世界召喚ものという事になるのかな。
需要があるからこそ供給されるわけだから、みんな異世界召喚ものが好きで、作品の作り手側と受け手側、共に潜在的な異世界に行ってみたい願望というものが存在しているのではないかと思う。
そう考えると、異世界を舞台にした作品に触れたあの少年時代のワクワク感に納得がいった。
あっ俺異世界に憧れがあったのかとwwww
少年時代であれば、異世界に行けるとするならば、行ってみたいと思ったかもww
さっきも書いたけど、オタク趣味というのは潜在的な異世界への憧れを保有した上で成り立つものなのかもしれない。
そうじゃなきゃスターウォーズが駄目って人みたいに、異世界設定なんて受け入れられないよなぁ。
Re:ゼロから始める異世界生活は、タイトルでもわかる程のばりばりの異世界を舞台にした作品とわかる上、異世界召喚ものでもある。
小説家になろう作品のアニメ化は、このすばに続いてのようだけど、連続で異世界召喚ものが来るという事は、俺の感じた事もあながち間違ってはないような気がしているww
でもこの作品、けっこう制作委員会的にプッシュされてるのかな。
本編が始まる前に番宣の特番が組まれたり、第1話が1時間で放送されたりと、なんか普通のアニメにない特別感を感じるのは俺だけだろうか?
どんなアニメも多くの人に視聴してもらってDVDをより多くの人に買ってもらうという事を目的として制作をされているのが、商業主義のアニメ業界の構図なんだろうけど、放送前に番宣番組が地上波で放送されて、初回が1時間でってないんじゃないか?
これをみるに、制作側としてはかなり力を入れている作品なんじゃないかと勘ぐってしまう。
初回1時間という作品が最近目についてきてるけど、まだまだ少ないと思う。
どういった経緯で初回放送が1時間となるのか、その内幕は我々にはわからない所だけど、明らかに普通の作品とは違うようにみえるわけで、受けて側としては、その作品に普通の作品以上の価値があるのではないかと、視聴前に作品に対しての期待値のハードルが上がってしまうと思う。
個人的には初回1時間という放送は、制作側になんかしらなの意図があると考えてしまうので、その時点で内容的にも普通の作品とは違う何かを期待してしまう。
俺が過去に視聴した初回1時間作品は昭和元禄落語心中だけど、落語心中は劇中で登場人物が落語をフルバージョンでやっており、内容的に時間的制約を取っ払った1時間という枠が、作品の質を高めるのに効果的な役割を果たしていたと感じた。
本編を視聴してみると、異世界ものにありがちな、主人公はゲームとかが趣味のオタクキャラ。
これも過去の俺の視聴作品の傾向とかなり合致する。
異世界にオタク的なキャラクターがいって物語の中心を成していく設定。
受けて側は、異世界に憧れがあると先に書いたけど、異世界に行くのができるだけ自分達に近いキャラクターである事で、受けて側の作品への共感なり引き込みができる事、制作側も自分を投影できるので物語を制作しやすいという、受けて側と制作側双方にメリットが生じる作りになっていると感じる。
Re:ゼロから始める異世界生活の主人公のナツキ・スバルはニートキャラというだけあって、親近感もわくし異世界作品主人公の王道と感じる。
というより、異世界召喚ものは作品設定的には邪道なんだろうけど、もう一つのジャンルとして確立されている感もあるので、最近では邪道感を感じなくなっている。
主人公に対するヒロインのエミリアは、パッと見はどこぞのお姫様的なキャラクター。
ハーフエルフで精霊使いというこれまた、異世界ファンタジー作品には必須の人種という感じ。
うだつのあがらない主人公に対して、かなりの美少女がヒロインというのも王道設定。
もうこの構図は王道設定というより基本設定と表現した方がいいように感じるなぁ。
しかもちょっと、とっつきにくい性格の美少女っていうの、いいですなwww
スバルがエミリアに自己紹介をするシーンで、ナツキ・スバルがとったポーズは完全にサタデーナイトフィーバーのジョントラボルタだったのがかなりうけた。
こういうのが一つ入っているのがわかるだけで、もしかしていろんなメディア作品のオマージュ的な要素を今後も絡めてくるかもしれないから、見逃せないと思わせる要素になる。
こういったものが多いと、遊び心が加わって作品の中でまた別の楽しみが増える。
スバルとエミリアの会話を聞いているとお互いのキャラクターの性格からか、かなり回りくどいセリフが多くて、一見めんどなやり取りのように感じるけど、ちょっとしたユーモアも含んでいるし、双方のキャラの人の好さも相まってか、視聴者としても少しこそばゆい感じになる。
と、ほのぼの展開で、ヒロインの盗まれたものを二人で探していると突如として殺される二人www
いきなりの展開で多少驚きつつも、スバルが異世界に来た当初の場所に舞い戻るというタイムリープ。
ここでこの作品の大きな概要が異世界タイムリープファンタジーだとわかった。
ただの異世界召喚作品かとおもいきや、主人公はタイムリープ能力を持っている設定とは。
なんとなく初回1時間の理由がわかった気がする。
30分だと時間的に、スバルとエミリアの出会いの部分しか描けないけど、1時間であれば、それにプラスしてタイムリープ能力の具現化部分も描く事ができる。
確かに初回に主人公とヒロインの出会いしか描かれなかったら、作品としての真新しさは無く、過去に世に出た異世界ファンタジーの焼き直しと思われてしまうかもしれない。
1時間でタイムリープ能力の存在を描く事で、過去の作品とは違う要素がこの作品にあるという事を視聴者に伝える事ができる。
その為の1時間なのかなと考えると、初回1時間の理由としては納得がいった。
スバルが死ぬと記憶を引き継いだまま、時間が巻き戻った場所に戻る。
この能力設定のおかげで、異世界ファンタジーものにありがちな剣や魔法のバトルだけではなく、目的達成の為のまったく別の方法が存在する設定だけに、ストーリーの広がりにかなり幅が出るのではないかと感じた。
これまで見てきた異世界ファンタジーにない期待感を持つ事ができた気がする。

アニメ批評家気取り@ヨーズ

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かみ